ONE〜想いは一つ〜
ただの看護師です
その写真から目を逸らして、私は薄いピンクのワンピースを手に取った。
「これなんかいいんじゃないんですか?妹さん、こんな感じ好きでしょ?」
「ん。あぁ、そう、だな。いつもそんな感じだよ」
「じゃ、これにしますね。すみません、これプレゼント用に包んでもらえますか?はい。誕生日なんで」
会計を先生に任せ、包まれたプレゼントをお店の人から受け取った。
「はい、先生。これでいいですね?じゃ、私は失礼します」
お店を出た所で私は、頭を下げてその場から離れようとした。
「ち、ちょっと待って、どこに行くんだ?」
腕を掴まれた私は、
「手を離して下さい。もう用はないですよね?帰るんです」
「いや、なんで一人で帰るんだ?送っていくじゃないか!」
「一人で帰れます。ついでに、買い物して帰るので、その手離してもらえますか?」
「ダメだ。一緒に帰るって言わないと離さない」
は?どこまで勝手なのよ、この横暴王子!
「は、離して下さい!」
「きゃー!」
え?私達がお店の前で、離す離さないで押し問答をしていると、離れた通りから女性の叫び声が聞こえた。
私達はとっさに、異変を感じてその場所に向かった。
「すみません、これ預かってて下さい」
先生の手から、包まれたプレゼントを取った私はお店の人に預けた。
そして先生の後を追った。
「これなんかいいんじゃないんですか?妹さん、こんな感じ好きでしょ?」
「ん。あぁ、そう、だな。いつもそんな感じだよ」
「じゃ、これにしますね。すみません、これプレゼント用に包んでもらえますか?はい。誕生日なんで」
会計を先生に任せ、包まれたプレゼントをお店の人から受け取った。
「はい、先生。これでいいですね?じゃ、私は失礼します」
お店を出た所で私は、頭を下げてその場から離れようとした。
「ち、ちょっと待って、どこに行くんだ?」
腕を掴まれた私は、
「手を離して下さい。もう用はないですよね?帰るんです」
「いや、なんで一人で帰るんだ?送っていくじゃないか!」
「一人で帰れます。ついでに、買い物して帰るので、その手離してもらえますか?」
「ダメだ。一緒に帰るって言わないと離さない」
は?どこまで勝手なのよ、この横暴王子!
「は、離して下さい!」
「きゃー!」
え?私達がお店の前で、離す離さないで押し問答をしていると、離れた通りから女性の叫び声が聞こえた。
私達はとっさに、異変を感じてその場所に向かった。
「すみません、これ預かってて下さい」
先生の手から、包まれたプレゼントを取った私はお店の人に預けた。
そして先生の後を追った。