ONE〜想いは一つ〜
「…あの…」
「っ、すまなかった…」
中元先生が急に頭を下げた。
「何が…」
「いや、昨日の事…」
昨日…そう、私は病院で中元先生にいきなりキスをされた。
その事を、謝ってきた。
謝る?何に対して…、キスした事?なかった事にして欲しい?何?
中元先生が話がしたいと連絡があり、私は中元先生を部屋に招きいれた。
私もまだ頭が混乱していて、はっきりとした答えが見つかってる訳でもなく。
私が夏帆でいつづける以上、中元先生を責める資格なんてなかった。
だけど、中元先生は夏帆に対して気持ちがある訳で…決して私、佳織じゃないのに、どうしてこんなに苦しいの。
どうして、同じ顔なのに…みんな夏帆を好きになるんだろう。
私にないものを夏帆が持ってるんだろうか。
何が…
「南條?大丈夫…か?」
「っ、え?あ、は、はい。大丈夫です。中元先生、もう気にしないで下さい。私…病院辞めますし。この事を婚約者に言う気もないですから」
「え…」
私が放った婚約者と言う言葉に反応した中元先生は、
「やっぱり…結婚するのか…、俺じゃダメなのか?」
「っ、すまなかった…」
中元先生が急に頭を下げた。
「何が…」
「いや、昨日の事…」
昨日…そう、私は病院で中元先生にいきなりキスをされた。
その事を、謝ってきた。
謝る?何に対して…、キスした事?なかった事にして欲しい?何?
中元先生が話がしたいと連絡があり、私は中元先生を部屋に招きいれた。
私もまだ頭が混乱していて、はっきりとした答えが見つかってる訳でもなく。
私が夏帆でいつづける以上、中元先生を責める資格なんてなかった。
だけど、中元先生は夏帆に対して気持ちがある訳で…決して私、佳織じゃないのに、どうしてこんなに苦しいの。
どうして、同じ顔なのに…みんな夏帆を好きになるんだろう。
私にないものを夏帆が持ってるんだろうか。
何が…
「南條?大丈夫…か?」
「っ、え?あ、は、はい。大丈夫です。中元先生、もう気にしないで下さい。私…病院辞めますし。この事を婚約者に言う気もないですから」
「え…」
私が放った婚約者と言う言葉に反応した中元先生は、
「やっぱり…結婚するのか…、俺じゃダメなのか?」