エレディンの乙女と青龍の守護者
1.風が吹く
つま先が冷たい。
何がどうなっているのか、
冷たく、どこまでも続く
大きな石の階段を降りていく。
頭はぼんやりして、体はふわふわと軽いのにどうも力が入らない。
だけどそんなことには構っていられない、
気持ちをしっかりと引き締める。
明かりもない。
目は開けている、、はず。だけど、開いているのか暗闇なのかさえわからない。確実なのは足元の冷たさと硬さだけ。冷たい階段が続く。
どれだけ降りたのか、
急にひゅぅっと冷たい風にあおられた。
瞬間、むせ返りそうなほどの甘い香り。
『外だわ!』
だけどそこも闇だった。
見上げると小さな星、
向こうに小さく揺れる灯りがいくつか見える。
目の前は花畑なのか、暗くてよくは見えないけれど、辺りは甘い香りで満ちている。
「すごい、、」
何がどうなっているのか、
冷たく、どこまでも続く
大きな石の階段を降りていく。
頭はぼんやりして、体はふわふわと軽いのにどうも力が入らない。
だけどそんなことには構っていられない、
気持ちをしっかりと引き締める。
明かりもない。
目は開けている、、はず。だけど、開いているのか暗闇なのかさえわからない。確実なのは足元の冷たさと硬さだけ。冷たい階段が続く。
どれだけ降りたのか、
急にひゅぅっと冷たい風にあおられた。
瞬間、むせ返りそうなほどの甘い香り。
『外だわ!』
だけどそこも闇だった。
見上げると小さな星、
向こうに小さく揺れる灯りがいくつか見える。
目の前は花畑なのか、暗くてよくは見えないけれど、辺りは甘い香りで満ちている。
「すごい、、」
< 1 / 225 >