エレディンの乙女と青龍の守護者
「ほぅ、、

この私の邪魔をするというのか?」
陶器のような無表情な顔。
それを見上げる形になったウェルロイド。
「ここでの勝手は容認できません。」

下方に向けられたその白い顔は薄い唇をすっと横に引いた。笑みというには感情の見えない顔だ。
「私に触れるな。」
シュナインの手のひらに光が集まり始める。
ウェルロイドが掴んでいるのとは逆のほうだ。
それを振りかざすー、、



「!!」

二人同時の反応だった。


澄んだ空にすぅっと、紅い柱が登っていた。
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