エレディンの乙女と青龍の守護者
「どこへ行く!」
「決まっている。」
シュナインは一瞥もくれず
そのまま姿を空気に溶け込ませた。
その先には、赤獅子の領域であるアルザワ公国の切り立った赤茶色い岩肌の大地が広がって見える。
辺りにシュナインの気配はもうない。
ヒューっと弱い風が頬を撫でた。
カティナの気配も今は薄い。
背後から馬の蹄の音が近づいてきていた。
数人の声も聞こえる。
ウェルロイドはぐっと拳を握りしめた。
『そうだ、決まっている。』
「決まっている。」
シュナインは一瞥もくれず
そのまま姿を空気に溶け込ませた。
その先には、赤獅子の領域であるアルザワ公国の切り立った赤茶色い岩肌の大地が広がって見える。
辺りにシュナインの気配はもうない。
ヒューっと弱い風が頬を撫でた。
カティナの気配も今は薄い。
背後から馬の蹄の音が近づいてきていた。
数人の声も聞こえる。
ウェルロイドはぐっと拳を握りしめた。
『そうだ、決まっている。』