エレディンの乙女と青龍の守護者
「では、乙女は既に他の守護者の物に?」
「まさか?!」
「私はまだっ、、!」
違うと伝えようと振り返ったものの、そこに自分を見つめる多くの人の視線とぶつかることになった。
彼らの顔が何とも言えない表情を浮かべていて、
カティナは言葉を詰まらせた。
『なんだろう?』
「いや、待て、額を見ろ!あれは印じゃないか?!」
「え?」
「ほんとだぁ!!!」
「え?ええ?」
「わぁ!!!」
「乙女はまだ無印だぞ!」
どっと人々に安堵が広がるのを感じた。
人々の視線が一気に自分の額の方へ集まっている。
今度は赤い光の円が、、
そこに浮かんでいるのだろうかー、、