エレディンの乙女と青龍の守護者
18.赤と黄金と青
どぉんと辺りが震え、びりびりっと空気が揺れる。


「!」
カティナは目を見張った。


再び稲光が走った。


「ライアス様!来ました!」

この強烈な眩しさ、、
これは、、
「黄金の、、?」
陶器のような美しい、けれど表情のない
黄金の守護者だ。

「そうだ、シュナインだ。

奴にしては騒々しい登場だな。」

頭上のライアスの瞳は燃えるように赤い。

「よほどお前を欲しているのか。お嬢ちゃん、
落ちないようにしてな。」
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