エレディンの乙女と青龍の守護者

「ライアス様っ!」
身体に回されたライアスの太い腕に力がこもった。

彼方に空が割れるのが見えた気がした。

闇夜を裂くような閃光が幾つも走り、
嵐のような天候になる。
「空が怒っているみたい、、」

「これはシュナインの力だ。」

バチっと外側で閃光が弾ける。

「お嬢ちゃん、

私は乙女の力を望んでいない。



とにかく、今はここをー、、

私たちと一緒においで。」

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