エレディンの乙女と青龍の守護者
濃紺の空にきらきらと輝く金髪が
深い緑の瞳を隠してしまっている。
「ウェルロイド?」

ウェルロイドは信じられない思いでいた。
カティナを奪還し、その無事に大きく安堵したものの、その本人は赤獅子に口づけされたと言う。
口づけを許したということはどういうことか、、!
繁栄と栄華を与えるという、その女神の祝福をー、、
「カティナ、貴方はもっと自分の身を慎重に、、」

『そうだ、私のカティナへの対応も甘かったのだ。』


かっとウェルロイドの背後、遠くの空が明るく光った。一際大きく黄色い光が見える。
「あれは、シュナイン様の光ですよね?」
「ああ。」
『とにかく、今は安全な場所へ彼女を。』
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