エレディンの乙女と青龍の守護者
「シュナイン様は、、先ほど私に泣いているのか、と頭に話しかけて来られて。
表情の無い方だと思ったのですが、、もしかしたら、気にかけてくださっていたのかと。私、泣いていなかったはずですのに。」
「シュナインが?」
『妙だな、、
だがとにかく、』
ぐんぐん吹きつける風が威力を増していく。
ウェルロイドが速度を上げているようだ。
カティナはぎゅっと抱き抱えられた
腕の中、身動きできないでいる。
「私が甘すぎたようだ。
シュナインも貴女を手に入れようと自ら動いている。今は、貴女を安全な場所へ。
私の城へ連れて行く。」