エレディンの乙女と青龍の守護者
「ぇ??」
「ならばいっそ、このままー、、」
髪先がカティナの頬に触れ、首筋に降りる。
ウェルロイドの温かい唇が首筋を降りていく。
吐息がかかる。
突然のことで、パニックとくすぐったさと恐怖で、カティナはびくっと震えた。
「ウェルロイドっ!」
カティナが必死に胸を押し返してくる。
びくともしない。ウェルロイドは顔をあげない。
後頭部に添えられた手は彼女の耳の後ろをゆっくりと撫でていく。
「このまま、口づけをしてしまえばよい。」
「だ、、だめ!」