エレディンの乙女と青龍の守護者
ぐわん、と頭に響く声。
「きゃ?!」「カティナこちらへ!」
すぐさま抱き寄せ、腰の剣に手を掛ける。
その声はウェルロイドにもカティナにも
聞こえていた。
だが姿は見えない。
「ウェル、、!」
「大丈夫、シュナインはここにはいない。
ここには結界を張っておいた。
誰も入れはしない。」
『だが、守護者ならば入らずとも攻撃は可能。』
とはカティナには告げず、ウェルロイドはカティナを抱く腕に力を込める。
しかし、聞こえてきたのは予想外の言葉だった。