エレディンの乙女と青龍の守護者
「ウェルロイド様、この度の私の失態は
許されまじき失態でございます。
カティナ様を見失うなどと、、
カティナ様がご無事でいらした事、本当に
何よりでございます。」
カミユの声が震える。
「そのカティナ様のお姿を見れば
どれほどお辛かったことでしょうー、、」
「え?私?
いえ、これは、その、、
また大きくなってしまった時に、、」
カティナはごにょごにょと言いづらそうに唇を噛む。
はぐれた時とは違う着物を着ていることが、カミユには辛かったと見えたのだろうか。そしてまたも男物の着物を着ている。
「ただの着物ですし、無いよりは大変助かりましたし。」
「無い?!」
カミユは目を剥いた。