エレディンの乙女と青龍の守護者

「娘、その問いにもまたいづれ答えよう。」
否定する言葉は耳に届かないのか、
シュナインは微笑をたたえたまま姿を消した。




ウェルロイドの顔が曇っている。

「あの、ウェルー、、」

『怒っているのか』と問う前に抱き締める腕に力がこもった。
それは間髪を置かない提案だった。

「カティナ。私の隣にいてほしい。」
< 208 / 225 >

この作品をシェア

pagetop