エレディンの乙女と青龍の守護者

瞬いて見つめ返す。


「よいのだな?」

「??    はい。」

こくりと頷く。

『隣にいる』それくらい何でもないことだと
カティナは思った。

大きな瞳がぱちりと瞬きをした。

緑色の瞳がふっと揺れた。
「隣にいるくらい何でもない、と思っただろう?
片時も離れることなく、だぞ。」


「片時も?」


「そうだ、常に私の隣にだ。」
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