エレディンの乙女と青龍の守護者
「先ほどから、その顔はどうした?」
ゆったりとソファに座るウェルロイドは寝支度を済ませている。
広いウェルロイドの部屋に今は2人しかいない。
「この状況に戸惑っているのか?」
「本当に、これで良いのでしょうか?」
ウェルロイドはカティナを見つめゆっくりと頷いた。
「私は最善で最良の方法だと思う。
不安か?」
「その、乙女である私が突然、お妃様だなんて、、」
「誓いを後悔するか?」
「いえ、そうではなくてっ、、!」
夜の帳の降りる中、声は意外に大きく響いて
カティナは慌てて口元に手を当てた。