エレディンの乙女と青龍の守護者

カミユは首を振った。
「姿が成長されたのは、ウェルロイド様のお力のため。お力を受け取られたのに、それでも、青龍の印は浮かばなかったのですか??」

カミユも知っていた。昨夜の幼な子が、ウェルロイドの腕の中でその姿を成長させていき、今の乙女の姿に変わったことを。乙女が幼な子の姿をしていたことを知るのはこの二人だけだ。

「青龍の印のないままでは、、

危険です。やはり、私が神官らを何とか退室させますので、主人はその間に口づけを、」

「カミユ。」

「はい!」

「しつこい。」


「っ、、ですが!」
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