エレディンの乙女と青龍の守護者
5.黄金の鷹
大きな石の回廊を案内されていく。
先ほどまでの明るく、たっぷりとした絨毯の敷かれた居室内と違い、ここは空気がひんやりとして冷たい。
先導するのは、青き神官と呼ばれた彼らだ。
白い神官服と思われるすっぽりとした衣装の下方には、鮮やかな青色の線が美しい。歩くたび、その青色の線が波のように曲線を描いていく。
その衣装を頭からすっぽりとかぶった彼らは、
身体の線は外からは全くわからない。
わかるのはそこだけくり抜いたように見える顔と、
背丈程度だ。
「乙女の警護をあつくしろ!
武神官をつけることを許す。」
と言われてから紹介された神官数人は、
他の神官らと同じ神官服を着てはいるが、
顔つきはしっかりとしていて、よく焼けた肌をしていた。それだから、その者たちの身体つきが、
頑丈で、武にも秀でた者たちなのだろうことは
なんとなくわかった。おそらく、武神官と呼ばれる者たちなのだろう。
その武神官たちを加えた数人に
囲うようにされ歩く。
「カティナ様?」
先ほどまでの明るく、たっぷりとした絨毯の敷かれた居室内と違い、ここは空気がひんやりとして冷たい。
先導するのは、青き神官と呼ばれた彼らだ。
白い神官服と思われるすっぽりとした衣装の下方には、鮮やかな青色の線が美しい。歩くたび、その青色の線が波のように曲線を描いていく。
その衣装を頭からすっぽりとかぶった彼らは、
身体の線は外からは全くわからない。
わかるのはそこだけくり抜いたように見える顔と、
背丈程度だ。
「乙女の警護をあつくしろ!
武神官をつけることを許す。」
と言われてから紹介された神官数人は、
他の神官らと同じ神官服を着てはいるが、
顔つきはしっかりとしていて、よく焼けた肌をしていた。それだから、その者たちの身体つきが、
頑丈で、武にも秀でた者たちなのだろうことは
なんとなくわかった。おそらく、武神官と呼ばれる者たちなのだろう。
その武神官たちを加えた数人に
囲うようにされ歩く。
「カティナ様?」