エレディンの乙女と青龍の守護者
2.幼な子と乙女
もう一度、今度はさらに身を切るように冷たい風が吹いた。
ぶるるっと体が震える。
「さ、さむいっ、、」
そこに用意されていた大きな布のような生地を被ってでてきたけれど、これがやけに薄かった。手触りは滑らかで素晴らしいけれど、この寒さはしのげそうにない。なんてぼやいてみても仕方ない、それしか置いてなかったのだから。
「ん? 」
震える身体を両腕で包むようにして気づいた。
『何だか私、やけに、、ぷにぷにしてない?
それにもちもちしてるような、、
手先の感覚もにぶいけど、それにしても、、』
肩を抱いて、ぎょっとした。
「わたし、ちいさくなってる?!」
『なんで?なにがどうして?!』
頭の芯がくらくらする。
『とにかく、今はどこか暖かいところへ行かなきゃ、、』
かじかむ足と身体を必死に動かして、
前方に見える石の廊下へと向かう。
目の前の花畑も草もやけに背が高くて、両手で掻き分けながら進む。
「いたっ、、」
冷えた身体は草でいくらか擦れて切れてしまっているらしい。だけど草が風をいくらか防いでくれているのも確かなようだ。
『女神さまー、、
しっかりお役目、果たして参ります!』
ぶるるっと体が震える。
「さ、さむいっ、、」
そこに用意されていた大きな布のような生地を被ってでてきたけれど、これがやけに薄かった。手触りは滑らかで素晴らしいけれど、この寒さはしのげそうにない。なんてぼやいてみても仕方ない、それしか置いてなかったのだから。
「ん? 」
震える身体を両腕で包むようにして気づいた。
『何だか私、やけに、、ぷにぷにしてない?
それにもちもちしてるような、、
手先の感覚もにぶいけど、それにしても、、』
肩を抱いて、ぎょっとした。
「わたし、ちいさくなってる?!」
『なんで?なにがどうして?!』
頭の芯がくらくらする。
『とにかく、今はどこか暖かいところへ行かなきゃ、、』
かじかむ足と身体を必死に動かして、
前方に見える石の廊下へと向かう。
目の前の花畑も草もやけに背が高くて、両手で掻き分けながら進む。
「いたっ、、」
冷えた身体は草でいくらか擦れて切れてしまっているらしい。だけど草が風をいくらか防いでくれているのも確かなようだ。
『女神さまー、、
しっかりお役目、果たして参ります!』