ホットホットドリンク
『翔くん?』
僅かに弾んでいる奈子の声がくすぐったい。
「うん。ねー奈子」
『ん?』
「好きだよ」
『わっ……私も好きだよ……』
小さな声で言う奈子が可愛い。
恥ずかしいらしいけれど、翔が言ってほしいと言ってからは、言葉にしてくれるようになった。
「聞こえなかった。もーいっかい」
『うそ、聞こえてたでしょ?』
「聞こえてた。でももう一回聞きたいから。言って?」
『……好き……』
「奈子可愛い」
やめてー、と奈子は言うけれど、照れているだけだと翔には分かるので、やめない。
「可愛い。そういうところが好きだよ。いや俺奈子の全部が好きかも」
照れすぎてなにを言えばいいのか分からない奈子があんまりに可愛いので、翔は小さく笑い声をもらした。
甘いものが好きな奈子。
だからだろうか、奈子も甘いような気がする。
甘いお菓子、甘い飲み物、甘い恋人。
その甘さが移ったのか、翔の口調も会話も、奈子に対するときだけは、とびっきりに甘いのだ。
僅かに弾んでいる奈子の声がくすぐったい。
「うん。ねー奈子」
『ん?』
「好きだよ」
『わっ……私も好きだよ……』
小さな声で言う奈子が可愛い。
恥ずかしいらしいけれど、翔が言ってほしいと言ってからは、言葉にしてくれるようになった。
「聞こえなかった。もーいっかい」
『うそ、聞こえてたでしょ?』
「聞こえてた。でももう一回聞きたいから。言って?」
『……好き……』
「奈子可愛い」
やめてー、と奈子は言うけれど、照れているだけだと翔には分かるので、やめない。
「可愛い。そういうところが好きだよ。いや俺奈子の全部が好きかも」
照れすぎてなにを言えばいいのか分からない奈子があんまりに可愛いので、翔は小さく笑い声をもらした。
甘いものが好きな奈子。
だからだろうか、奈子も甘いような気がする。
甘いお菓子、甘い飲み物、甘い恋人。
その甘さが移ったのか、翔の口調も会話も、奈子に対するときだけは、とびっきりに甘いのだ。