溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
第二工場で用意してくれるサンプルがうちの会社に届くのは、月曜日の朝一になるということだった。
そこから最終確認をし、パッケージをプリントしたものを添付するとなると、イベント会場に搬入できるのは恐らくギリギリになってしまう。
ただ、第二工場があるのは名古屋だから、どうしても配送に時間が掛かってしまうのは仕方がない。
むしろ、第二工場まで動いてくれるなんて普通ならありえないことだし、小田さんの言う通り上々の結果だとは思う。
「今、穂積課長が名古屋の工場に出向いてくれている」
「え? 課長が……?」
「ああ。日曜の最終の新幹線で戻ってくるみたいで、月曜にはこっちを手伝ってくれるって。その時は、青山さんにも手伝ってもらうことになるから頼んだよ」
「あ、は、はいっ……! もちろん、しっかりお手伝いさせていただきます!」
慌てて頭を下げると、小田さんはみんなを見渡してから「とりあえず今日はここまでだな」と告げた。
その言葉に従うように、ほとんどのメンバーが退社することになった。
そこから最終確認をし、パッケージをプリントしたものを添付するとなると、イベント会場に搬入できるのは恐らくギリギリになってしまう。
ただ、第二工場があるのは名古屋だから、どうしても配送に時間が掛かってしまうのは仕方がない。
むしろ、第二工場まで動いてくれるなんて普通ならありえないことだし、小田さんの言う通り上々の結果だとは思う。
「今、穂積課長が名古屋の工場に出向いてくれている」
「え? 課長が……?」
「ああ。日曜の最終の新幹線で戻ってくるみたいで、月曜にはこっちを手伝ってくれるって。その時は、青山さんにも手伝ってもらうことになるから頼んだよ」
「あ、は、はいっ……! もちろん、しっかりお手伝いさせていただきます!」
慌てて頭を下げると、小田さんはみんなを見渡してから「とりあえず今日はここまでだな」と告げた。
その言葉に従うように、ほとんどのメンバーが退社することになった。