溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
「これで全部か……」
急遽、用立ててもらえたサプリは、予定していたサンプルのものとは違って、ただ透明なパッケージに入っているだけ。
そのパッケージにもともとのサンプルで使っているデザインをプリントしたカードをホッチキスで留め、小さなクリアバッグに入れた。
クリアバッグは、いわゆる雑貨屋さんに売っているようなラッピング材と同じようなもので、サプリと一緒に自社で販売しているビタミンC配合のグミをひとつ入れることが決まった。
これならちょっとしたギフトのように見えるし、サプリのパッケージが透明のものであることに違和感を抱かせづらいようにも思える。
「穂積課長の案、すごくいいですね! これなら女性受けもいいと思います!」
「サプリ系のグミが試せるのも嬉しいですよね」
「私なら、正規の試供品よりこっちの方が欲しいくらいですよ!」
企画チームの女性社員の言葉にその場にいたメンバーも同調し、私はそこで初めてこれが穂積課長の案だということを知った。
課長は、「そう言ってもらえてよかったです」と返すと、「残りの梱包も頑張りましょう」と穏やかに微笑んだ。
急遽、用立ててもらえたサプリは、予定していたサンプルのものとは違って、ただ透明なパッケージに入っているだけ。
そのパッケージにもともとのサンプルで使っているデザインをプリントしたカードをホッチキスで留め、小さなクリアバッグに入れた。
クリアバッグは、いわゆる雑貨屋さんに売っているようなラッピング材と同じようなもので、サプリと一緒に自社で販売しているビタミンC配合のグミをひとつ入れることが決まった。
これならちょっとしたギフトのように見えるし、サプリのパッケージが透明のものであることに違和感を抱かせづらいようにも思える。
「穂積課長の案、すごくいいですね! これなら女性受けもいいと思います!」
「サプリ系のグミが試せるのも嬉しいですよね」
「私なら、正規の試供品よりこっちの方が欲しいくらいですよ!」
企画チームの女性社員の言葉にその場にいたメンバーも同調し、私はそこで初めてこれが穂積課長の案だということを知った。
課長は、「そう言ってもらえてよかったです」と返すと、「残りの梱包も頑張りましょう」と穏やかに微笑んだ。