溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
「……ベッドに行きたい、です……」
「了解」
私の答えに満足げな面持ちが向けられ、体が宙に浮く。
当たり前のように抱き上げられた私は、不安定な体を支えるように穂積課長の首にしがみついた。
「随分、甘え上手になったな」
「……か、からかわないでください」
「からかってるんじゃない。事実を述べただけだよ」
クスクスと笑う課長は、とても上機嫌だった。
なにがそんなに楽しいのかと思うほど、今日はよく笑っている。
ただ、そんなことに思考を使う余裕すら与えられずに寝室に辿り着き、すぐさまベッドに下ろされた。
視界に穂積課長と天井が映り、視線が真っ直ぐに絡み合った瞬間、再びくちづけが落ちてくる。
割り開かれた唇から熱い塊が入ってきて、あっという間に舌が搦め取られてしまう。
そのまま課長に翻弄された私は、ゆっくりと思考のすべてを奪い尽くされて、蜂蜜をたっぷりと溶かし込んだような甘ったるい夜の中に堕ちていった――。
「了解」
私の答えに満足げな面持ちが向けられ、体が宙に浮く。
当たり前のように抱き上げられた私は、不安定な体を支えるように穂積課長の首にしがみついた。
「随分、甘え上手になったな」
「……か、からかわないでください」
「からかってるんじゃない。事実を述べただけだよ」
クスクスと笑う課長は、とても上機嫌だった。
なにがそんなに楽しいのかと思うほど、今日はよく笑っている。
ただ、そんなことに思考を使う余裕すら与えられずに寝室に辿り着き、すぐさまベッドに下ろされた。
視界に穂積課長と天井が映り、視線が真っ直ぐに絡み合った瞬間、再びくちづけが落ちてくる。
割り開かれた唇から熱い塊が入ってきて、あっという間に舌が搦め取られてしまう。
そのまま課長に翻弄された私は、ゆっくりと思考のすべてを奪い尽くされて、蜂蜜をたっぷりと溶かし込んだような甘ったるい夜の中に堕ちていった――。