溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
Pledge 9 「続きはベッドで聞かせてやるよ」
年が明けてから、一ヶ月以上が過ぎた。
ずっと慌ただしかった部署内の雰囲気は落ち着きを取り戻し始め、営業部にはまたいつも通りの日々が戻ってきた。
年末年始が忙しいのはどの部署でも変わらないけれど、中でも営業部はなかなかに忙殺されていたと思う。
営業部に配属される前にいた経理部でも忙しかった記憶はあるものの、営業部ほどではなかった。
しかも、ようやく落ち着いてきたと言っても、今は二月。
年度末を目前にした来月はもっと忙しくなるかもしれないと思うと、密かに憂鬱だった。
穂積課長の言葉通り、プライベートで会える時間は随分と減り、最後に会えたのは二週間前の土曜日だった。
その日は朝から夜まで一緒に過ごせたものの、平日の夜にはこの一ヶ月で一度しか会えていない。
私は、残業時間はそう多くはないけれど……。課長は、外回りや出張、部下の指導などに常に追われている状態で、同じ部署にいるはずなのに顔を合わせる機会もグンと減っていた。
ずっと慌ただしかった部署内の雰囲気は落ち着きを取り戻し始め、営業部にはまたいつも通りの日々が戻ってきた。
年末年始が忙しいのはどの部署でも変わらないけれど、中でも営業部はなかなかに忙殺されていたと思う。
営業部に配属される前にいた経理部でも忙しかった記憶はあるものの、営業部ほどではなかった。
しかも、ようやく落ち着いてきたと言っても、今は二月。
年度末を目前にした来月はもっと忙しくなるかもしれないと思うと、密かに憂鬱だった。
穂積課長の言葉通り、プライベートで会える時間は随分と減り、最後に会えたのは二週間前の土曜日だった。
その日は朝から夜まで一緒に過ごせたものの、平日の夜にはこの一ヶ月で一度しか会えていない。
私は、残業時間はそう多くはないけれど……。課長は、外回りや出張、部下の指導などに常に追われている状態で、同じ部署にいるはずなのに顔を合わせる機会もグンと減っていた。