溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
和やかな雰囲気でお開きになったあと、智明さんと社長は会社に向かった。
彼が帰宅したのは夜になってからで、ゆっくり話せる時間を取れたのはベッドの中だった。
「今日はありがとう。両親……特に父に会わせるのは不安だったんだが、莉緒のおかげで父の気持ちが変わったみたいだ」
「よかった」と零した智明さんは、もう一度お礼を言ってくれたけれど……。私は自分の気持ちを伝えただけだし、お母様の話しぶりからは社長は最初から認めてくれるつもりだった感じがした。
きっと、社長は彼の努力を知っているから、考えが変わったんだと思う。
初対面の私の言葉にそれほどの説得力があるとは思えないし、私への質問は意思確認のためだったんじゃないだろうか。
「莉緒が言ってくれたこと、すごく嬉しかった。両親の前で莉緒の想いを聞くのは少し照れくさかったけど、あんな風に思ってくれてるんだって……」
「智明さん……」
「ありがとう。俺を大事にしてくれて」
面映そうな優しい笑みを向けられて、胸の奥が高鳴った。
彼が帰宅したのは夜になってからで、ゆっくり話せる時間を取れたのはベッドの中だった。
「今日はありがとう。両親……特に父に会わせるのは不安だったんだが、莉緒のおかげで父の気持ちが変わったみたいだ」
「よかった」と零した智明さんは、もう一度お礼を言ってくれたけれど……。私は自分の気持ちを伝えただけだし、お母様の話しぶりからは社長は最初から認めてくれるつもりだった感じがした。
きっと、社長は彼の努力を知っているから、考えが変わったんだと思う。
初対面の私の言葉にそれほどの説得力があるとは思えないし、私への質問は意思確認のためだったんじゃないだろうか。
「莉緒が言ってくれたこと、すごく嬉しかった。両親の前で莉緒の想いを聞くのは少し照れくさかったけど、あんな風に思ってくれてるんだって……」
「智明さん……」
「ありがとう。俺を大事にしてくれて」
面映そうな優しい笑みを向けられて、胸の奥が高鳴った。