溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
「因みに、青山が部屋に入るまで見てたから、部屋の場所も昨日のうちにチェック済みだ」
私の住んでいるアパートは外から玄関側が見えるけれど、そこまで見られていたとは思わなくて、思わず穂積課長の横顔を凝視してしまった。
抜かりがないのは仕事と同じで、本当にこれからどうなるのだろうと考えて、どうしようもないくらいに先が思いやられる。
「昨日のこと、どこまで覚えてる?」
「えっ……」
そんな私に追い打ちを掛けるように課長がそんなことを口にしたから、視線が泳いでしまった。
会って早々、核心に触れないでほしい。
タクシーに乗る前からほとんど記憶にないけれど、穂積課長にアパートの前まで送ってもらったことはさっき思い出したし、その前の出来事は言わずもがな……。
「あ、あんまり……」
だけど、白状するのは恥ずかしくて誤魔化すようにしどろもどろ答えると、課長が私を一瞥してからどこか含みのある笑みを浮かべた。
私の住んでいるアパートは外から玄関側が見えるけれど、そこまで見られていたとは思わなくて、思わず穂積課長の横顔を凝視してしまった。
抜かりがないのは仕事と同じで、本当にこれからどうなるのだろうと考えて、どうしようもないくらいに先が思いやられる。
「昨日のこと、どこまで覚えてる?」
「えっ……」
そんな私に追い打ちを掛けるように課長がそんなことを口にしたから、視線が泳いでしまった。
会って早々、核心に触れないでほしい。
タクシーに乗る前からほとんど記憶にないけれど、穂積課長にアパートの前まで送ってもらったことはさっき思い出したし、その前の出来事は言わずもがな……。
「あ、あんまり……」
だけど、白状するのは恥ずかしくて誤魔化すようにしどろもどろ答えると、課長が私を一瞥してからどこか含みのある笑みを浮かべた。