溺愛誓約〜意地悪なカレの愛し方〜【コミカライズ配信中】
まぁ、目立つよね。普通にかっこいいし、社外でも狙ってる人が何人かいるって聞いたことがあるし……。
「笑うな」
「すみません」
肩を竦めて見せれば、穂積課長が苦笑を浮かべた。
その表情も可愛くて、なんだか調子が狂う。
「まぁ、今日はひとりじゃないから、気にしなくて済むな」
気を取り直したように言われて、笑いを押し込めながら「そうですね」と頷く。
でもね、課長。注目されたのは、きっと女性客の中で浮いてたからじゃないですよ?
恐らく間違いないとは思うけれど、視線を浴びていた理由は口にしなかった。
このタイミングで言えば、昨夜の話がますます断り難くなってしまうだろうから。
今の段階でも、断れる気がしないのに……。
間違って穂積課長を褒めるようなことを言ったりなんかしたら、きっともっと言い出せなくなるに決まっている。
すでにいつもと違う雰囲気の課長のペースにハマっているのに、これ以上翻弄されている場合じゃない。
「笑うな」
「すみません」
肩を竦めて見せれば、穂積課長が苦笑を浮かべた。
その表情も可愛くて、なんだか調子が狂う。
「まぁ、今日はひとりじゃないから、気にしなくて済むな」
気を取り直したように言われて、笑いを押し込めながら「そうですね」と頷く。
でもね、課長。注目されたのは、きっと女性客の中で浮いてたからじゃないですよ?
恐らく間違いないとは思うけれど、視線を浴びていた理由は口にしなかった。
このタイミングで言えば、昨夜の話がますます断り難くなってしまうだろうから。
今の段階でも、断れる気がしないのに……。
間違って穂積課長を褒めるようなことを言ったりなんかしたら、きっともっと言い出せなくなるに決まっている。
すでにいつもと違う雰囲気の課長のペースにハマっているのに、これ以上翻弄されている場合じゃない。