あなたが居なくなった日。
まぁでも……。
「あの、ランチ一緒はしません」
「どうして?」
新田くんは「タコさんウインナーかぁ。タコさん。ウインナー」とブツブツ繰り返しながら左に倒していた首を今度は右に傾けて尋ねてくる。
「えっと……」
どうしよう。
単純に嫌だからとかは流石に言えない。
「あ、家の人がお昼ご飯準備してたりする?」
「あ、まあそんな感じです」
「うーん。その感じだと準備はされてないみたいだねぇ」