あなたが居なくなった日。
鋭い。
「あの、えっと……」
嘘を見破られた上にそんな真っ直ぐ見られたら耐えられない。
「私、人見知りなんです!それもものすっごく!
だから知らない人とご飯とか絶対に無理なんです!」
オブラートに包む余裕すらなかった。
「知らない人かぁ。
でもそんなのこれから知っていけばいいんだから大丈夫」
「その工程が無理だから人見知りなんですけど」
「まあまあ。じゃあどこに行くかは僕に任せてもらおう。
そうと決まればさっさと曲探しをしちゃおうか」