あなたが居なくなった日。
その中でのたった二週間なんて、過ぎてしまえばきっとあっという間だ。
「お、いいね。そうと決まればさっそく作戦会議だよ!
っとその前に飲み物の補充に行ってくる」
「あ、私も行く」
そうだなぁ。
冬休みはほとんどすることもないし、せっかくなら思いっきりピアノの練習をしちゃおう。
それで新学期が始まったら新田くんを驚かせてやるんだ。
そう思ったら新田くんに会えない二週間ももしかしたら短いかもと、前を歩く友の背中を追いながら思った。