あなたが居なくなった日。
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冬休みが開けて最初の登校日。
寒さは一段と増し、吐く息は当たり前に白く染まる。
白く染まった息をなんとなしに追いかけると透き通る青に真っ白な綿雲がふかふかと浮かんでいた。
綺麗だなと思った。
澄んだ空気の中で他の季節より鮮明に見える青と白はずっと見ていたいと思うくらい綺麗だった。
駅前を通り過ぎると町は一気に賑やかになった。
いつもならまだチラホラとしか学生の姿を見ないのに、休み明けだからか今日はいつもよりたくさんの学生が既に群れを作っている。
冬休みが楽しみなのに嘘はないのだろうけど、何だかんだみんな学校生活に満足しているのだろう。