あなたが居なくなった日。

「えへへ。照れるなぁ」

捲し立ててくれるあたり本気度が伝わってくる。

嬉しい。

拙い私の実力でも伝えたいと思ったことがちゃんと伝わったんだ。

そう思うと嬉しくてもう三十分も評価票を見つめている。

「よし!しまおうか!ちょっとお腹空いてきたからお菓子開けよう?」

「オーケー」

せっかくのおやつタイムがお菓子だけでは物足りないと場所を変えることにした。

私たちは購買横の自販機でジュースを買いそのまま近くの椅子に腰を下ろして雨の日限定、放課後おやつパーティーを開催した。
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