あなたが居なくなった日。
「恵まれてるなぁ。教室なんて最悪だよ?やれここが違う。
ほらまた同じミス。って。そんなのね?
違うのも同じミスなのも私だって分かってるの!
そうじゃなくて改善策を知りたいのに、ここはこう。
こっちはこうって。そんな感覚的な教え方じゃ分からないって」
「おお。それはキツイね。
ほら、大体の人があれじゃん?褒められて伸びるタイプじゃん?」
「本当に。
出来たところを褒めずに出来ないところばかり指摘されてもね?やる気がね?」
「分かる分かる。確かにその点では私は恵まれてるかも。
お母さんは沢山褒めてくれるし」
「もう!」