あなたが居なくなった日。
友はイライラをぶつけるようにポッキーを三本鷲づかんで放り込み、噛み砕き、それをミルクティーで押し流す。
「どーどー」
「はぁ。まあいいけど。
私が不運なんじゃなくて三咲が恵まれてるだけだしね」
友はよく分からない結論を導き出し、勝手に落ち着いていく。
「そーそー。環境ばかりは人それぞれだから」
「だねぇ。
ってかぶっちゃけたところ、三咲はどのレベルを目標にしてる?」
「レベルとは?」
普通に分からなかった。
楓は急に何を言い出したのだろう?