旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
「もう我慢しなくていいんだな?」
艶っぽい声で言われて、ぞくりと身体が震えた。
最初から返事を聞く気なんてなかったのか、成暁さんは身体を僅かに離すとそっとキスをした。
「もう二度と香澄にそんな顔はさせない。だから、香澄の全てがほしい」
言葉にならなかった。
胸を突き上げる想いが苦しくて、息をするだけで精一杯。
返事の代わりに瞳を見つめ返すと、成暁さんが私を担ぎ上げて隣の部屋に移動する。しかも、途中で部屋の照明スイッチをオフにするという器用さ。
「待って! 怖い!」
とんでもない体勢で、突然暗闇に襲われた私はパニック状態だ。
成暁さんはお構いなしに私をベッドの上に押し倒した。暗闇の中で薄っすらと見える彼の瞳は獰猛な動物のよう。
喰われる……。
そんな言葉が頭を過ぎった時には、もう唇に噛みつかれていた。
「まっ……て」
シャワーを浴びたいのに。
「待たない」
成暁さんの声も余裕がないように聞こえる。
艶っぽい声で言われて、ぞくりと身体が震えた。
最初から返事を聞く気なんてなかったのか、成暁さんは身体を僅かに離すとそっとキスをした。
「もう二度と香澄にそんな顔はさせない。だから、香澄の全てがほしい」
言葉にならなかった。
胸を突き上げる想いが苦しくて、息をするだけで精一杯。
返事の代わりに瞳を見つめ返すと、成暁さんが私を担ぎ上げて隣の部屋に移動する。しかも、途中で部屋の照明スイッチをオフにするという器用さ。
「待って! 怖い!」
とんでもない体勢で、突然暗闇に襲われた私はパニック状態だ。
成暁さんはお構いなしに私をベッドの上に押し倒した。暗闇の中で薄っすらと見える彼の瞳は獰猛な動物のよう。
喰われる……。
そんな言葉が頭を過ぎった時には、もう唇に噛みつかれていた。
「まっ……て」
シャワーを浴びたいのに。
「待たない」
成暁さんの声も余裕がないように聞こえる。