旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
「えーっと……それでは、また会社で」
ドアノブに手をかけ、そそくさと外へ出る。するとすぐに成暁さんも車を降りた。
「どうしたんですか?」
まさか玄関まで送るつもり?
困惑して一歩後ずさりしたところで、右腕を掴まれてぐいっと引っ張られた。
「わっ」
バランスを崩した私は、勢いよく成暁さんの胸に飛び込む。
頬にスーツの感触を感じたと同時に、彼の手が後頭部に回り、角度を無理やり変えられた私の唇に温かいものが触れた。
「んっ……」
息ができなくて、苦しさからうめき声に似たものがこぼれる。
胸がぎゅうっと強く締めつけられて痛くなる。ドクンドクンと心臓が激しく鳴っている。
わけが分からない。どうしていきなり……。
触れては離れるキスを何度も繰り返され、次第に強張っていた身体から力が抜けていく。
腰が抜けそうになって、すぐそばにあるジャケットを掴んだ。それが合図だったかのように大きい手が腰に回り、身体をぐっと引き寄せられる。
角度を変えたキスが深くなり、唇をこじ開けられて舌が侵入してきた。
もうなにも考えられない。
キスがこんなにも気持ちよくて、心も身体も溶かしてしまうものだなんて知らなかった。
ドアノブに手をかけ、そそくさと外へ出る。するとすぐに成暁さんも車を降りた。
「どうしたんですか?」
まさか玄関まで送るつもり?
困惑して一歩後ずさりしたところで、右腕を掴まれてぐいっと引っ張られた。
「わっ」
バランスを崩した私は、勢いよく成暁さんの胸に飛び込む。
頬にスーツの感触を感じたと同時に、彼の手が後頭部に回り、角度を無理やり変えられた私の唇に温かいものが触れた。
「んっ……」
息ができなくて、苦しさからうめき声に似たものがこぼれる。
胸がぎゅうっと強く締めつけられて痛くなる。ドクンドクンと心臓が激しく鳴っている。
わけが分からない。どうしていきなり……。
触れては離れるキスを何度も繰り返され、次第に強張っていた身体から力が抜けていく。
腰が抜けそうになって、すぐそばにあるジャケットを掴んだ。それが合図だったかのように大きい手が腰に回り、身体をぐっと引き寄せられる。
角度を変えたキスが深くなり、唇をこじ開けられて舌が侵入してきた。
もうなにも考えられない。
キスがこんなにも気持ちよくて、心も身体も溶かしてしまうものだなんて知らなかった。