不登校のあの子
memory1
「結乃、今日こそ学校行きなさい…行きたくない気持ちがあるかもしれないけれど…」
毎朝私、澤田結乃の目覚めはこれ。
お母さんによる私のためのテンプレ。
でも何故か今日は行ってみようかなと気分が乗ってしまった。
別に昨日何かあって気分がいい訳じゃなく、ほんとたまたま。
『うん、今日は頑張って行ってみるね』
だからといってきちんと登校時間を守るわけない。
だってそんな普通に登校したら知らない子たちに囲まれる未来が分かってるから。
それに何ヶ月も行ってないから何を持っていけばいいのかもわからない。
実際学校に行くのは中学生ぶりで制服も一二回しか袖を通したことがないくらいだ。
『お母さーん、制服どこー?』
そう言い残して自分の部屋へと向かった。
制服はお母さんが探してくれるって信じてるから。
毎朝私、澤田結乃の目覚めはこれ。
お母さんによる私のためのテンプレ。
でも何故か今日は行ってみようかなと気分が乗ってしまった。
別に昨日何かあって気分がいい訳じゃなく、ほんとたまたま。
『うん、今日は頑張って行ってみるね』
だからといってきちんと登校時間を守るわけない。
だってそんな普通に登校したら知らない子たちに囲まれる未来が分かってるから。
それに何ヶ月も行ってないから何を持っていけばいいのかもわからない。
実際学校に行くのは中学生ぶりで制服も一二回しか袖を通したことがないくらいだ。
『お母さーん、制服どこー?』
そう言い残して自分の部屋へと向かった。
制服はお母さんが探してくれるって信じてるから。