2人の時間
「あ…。」
気がつけば、いつもの分かれ道についていた。
あ゙ーっ!
またもや進展なしだー。
俺がぐだぐだしてるから…。
よしっ!
「暗いから、もう少しさきまで行く。」
「ん?いいよ。」
琴音は大きな目をこっちにむけて、首をかしげた。
「でも…」
もう少し一緒にいたい
「もー、大丈夫だよ。
諒、部活疲れたでしょ?」
「…疲れたけど…。」
なんて言えばいい?
黙っていると、
「最近なんか変だよ?大丈夫なの?」
琴音は心配そうに俺の顔を覗き込んできた。
近いーーっ!!!