2人の時間



「あ…。」

気がつけば、いつもの分かれ道についていた。
あ゙ーっ!
またもや進展なしだー。
俺がぐだぐだしてるから…。

よしっ!

「暗いから、もう少しさきまで行く。」

「ん?いいよ。」

琴音は大きな目をこっちにむけて、首をかしげた。

「でも…」

もう少し一緒にいたい

「もー、大丈夫だよ。
諒、部活疲れたでしょ?」

「…疲れたけど…。」

なんて言えばいい?

黙っていると、

「最近なんか変だよ?大丈夫なの?」

琴音は心配そうに俺の顔を覗き込んできた。

近いーーっ!!!




< 6 / 19 >

この作品をシェア

pagetop