君が可愛くて仕方ないんだよ。
【プロローグ】
ーーーーーーはぁっ。寒いな……。
しとしとと雪が降り続けている午後6時30分
私の肩には小さな雪たちが降り積もっていく
だんだんと暗くなっていく空に合わせて、
街は赤と緑のイルミネーションが騒がしく光り輝いていた。
『時計台の前で待っててね』
昨日の夜、急に送られてきたメッセージ。
先輩に、ずっと、ずっと言いたかったことがあったのにな。
仲良くなれたと思っていたのにな。
涙が溢れてくる。
ーーーー先輩の答えはこうなんですね。
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