君が可愛くて仕方ないんだよ。
ガラガラッと立て付けの悪いドアを開ける。


「失礼しまーす」




わぁ……。懐かしい感じ。


ここは昔、市民も利用可能な図書室だった。

当時は書籍数が1番で有名だったことだけあって、
大きな本棚が沢山あって、中には本がびっしりと並べられている。


埃っぽさは全くなく、誰かがちょっと前まで
使っていたように綺麗だった。
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