双子の弟と幼なじみ
…いや、慣れはしないけど。
その日の夜は毎日寝れなくて困るんだけど。
僕は何もなかったかのように椅子に戻る。
後ろでは今日もいつも通りダボっとした部屋着を着て、ゴロゴロと僕のベットで転がると、本棚から小説を取り出して、また、ベットに寝転ぶみぃが。
「ふーくん、この作家さん好きだね」
「うん、全巻集めてるから。それ最新刊」
僕はそんな返事をしつつ、メガネをかけ直して集中できない頭をフル回転させて早急にワークを終わらせる。
みぃはその間ずっと黙って本を読んでいるようだった。
本を読んでる時のみぃは異様に静か。
ほんとに、文学少女。
それから30分。
無理やり終わらせた課題のワークを閉じてメガネを外しながら、後ろを振り返った。
みぃは寝ていた。
うつ伏せで、布団をかぶって。
持っていたであろう本は、右手からは落ちて、左手だけでページを押さえていた。
お昼寝、なんて言うには早すぎるけど。
その日の夜は毎日寝れなくて困るんだけど。
僕は何もなかったかのように椅子に戻る。
後ろでは今日もいつも通りダボっとした部屋着を着て、ゴロゴロと僕のベットで転がると、本棚から小説を取り出して、また、ベットに寝転ぶみぃが。
「ふーくん、この作家さん好きだね」
「うん、全巻集めてるから。それ最新刊」
僕はそんな返事をしつつ、メガネをかけ直して集中できない頭をフル回転させて早急にワークを終わらせる。
みぃはその間ずっと黙って本を読んでいるようだった。
本を読んでる時のみぃは異様に静か。
ほんとに、文学少女。
それから30分。
無理やり終わらせた課題のワークを閉じてメガネを外しながら、後ろを振り返った。
みぃは寝ていた。
うつ伏せで、布団をかぶって。
持っていたであろう本は、右手からは落ちて、左手だけでページを押さえていた。
お昼寝、なんて言うには早すぎるけど。