双子の弟と幼なじみ
どうしてあの子は全部脱いでからしか着ないんだ…。


流石に…。




僕は頭を振って変態的な思考を追い出すと、立ち上がってみぃの部屋着をたたんでベットの上に置く。


ふと、みぃの机の上を見やる。


スタンドに立てられている一枚のメモ。




『学校行ってきます。
おかゆ、あります。
レンジでチンして食べてね。

みゆ』




…おかゆ?


え、みぃって料理できるの?




僕は驚愕して、メモを持ったままリビングへ出る。




キッチンに入ると、ラップをされた器が。




…本当におかゆだ。


みぃ、おかゆは作れるんだ…。




僕はありがたく、レンジに器を入れる。



一度部屋に戻ってスマホを見る。




『大丈夫か?』



『ふーくん起きたー?』




悠宇、みぃから、心配してくれていそうなメッセージ。



それと。



『歩宇くん、大丈夫かな?
早く元気になってね?』



葉山さん。
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