双子の弟と幼なじみ
「熱は」


「あー、測ってない、よ?」


「…バカ」




ムッとした顔で、僕の座るベットのそばに膝立ちをするみぃ。



そして、僕の腕を引く。




へ?



みぃの行動に体が対応できず引かれた方へとそのまま倒れていく。



顔をそっと両手で包み込まれて、気づいたらみぃの顔はすぐ近くに。



「〜っ」


「熱は、なさそう。うん」


「み、みぃ、近い…」




コツンと、僕のおでこに触れたみぃのおでこ。


僕の頬が赤くなるのは、すぐにわかった。




「ふーくん顔赤いよ…。本当に、熱ない?」




心配そうな顔で僕を少し見上げるみぃ。


だから…たまに来るこの角度やめてほしい。




「みぃが離れてくれたら…大丈夫」


「へ…みゆのこと嫌いなの」


「違う違う!その…恥ずかしいだけ」




みぃは頭にはてなをたくさん浮かべながらも少しおでこを離す。




「あ、そういえばみゆ、ふーくんの課題とかプリントとか、ノートとか全部持って帰ってきた」
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