異世界ピエロに恋した私。
しかし、この人形をどうしたものか。

このままここに置いて持ち主に見つけてもらうということを考えたが、私が踏んでしまい汚してしまったという罪悪感がある。
しばらく悩んだ末でた答えは、また洗ってここに戻すというものだ。
とりあえず人形をカバンにしまい込み家へ向かう。

「はぁ」

お酒が入って頭がふわふわするせいで、家までの道が遠く感じる。
数十分かけてやっとついたと思えば、力が抜けたかのようにベッドにそのままぶっ倒れた。
人形を洗うのはまた明日でいい、そんな考えをした後そのまま瞼が閉ざされていった。

この後、何が起こるのか知らないまま...。
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