最後から2番目の花火。
お互いを知る。
出会い
そして受験が終わり、
その日の夜にサキからメッセージがきていた。
サキ
《今日はありがとう!
受験うかるといいね!
もしよかったらなんだけど近々遊ばない??》
果歩
《こちらこそありがとう!
仲良くしてくれるとうれしいなぁ。
ぜひぜひ!遊ぼう!!!》
メッセージや電話を繰り返すうちに
サキと仲良くなるのに時間はかからなかった。
そしてサキと遊ぶ予定は受験の結果発表の2日後に決定した。
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今年の受験は誰も落ちることなく全員合格。
そしてあたし達の春休みは本格的にはじまった。
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サキと遊ぶ当日、電車でサキの地元に行くことになった。
電車で乗り換えを含め1時間ほどだ。
好きな歌を聞きながらあっという間に1時間がたった。
駅につくと、サキから電話がかかってきて
「果歩~もうすぐつくから!」
といって電話をきられた。
自転車を飛ばしてくる茶髪の女の子はいったいだれなんだろう?
と思いながらながめていると
「果歩~!おまたせ~!」
そう言いながら手をふって私の目の前にきた。
「サキ、髪の毛真っ茶色じゃん」
「果歩あんたも言えないよ~」
「あたしこれ地毛なの。受験の時はイメージアップで黒彩ふいてたんだ」
「え、まじで!?」
「そうそう!てゆうか早く行こうよ!」
「私前こぐからあんた後ろのりな!
ショッピングモールたまり場みたいになってるし
そこ行って遊ぼうか!」
「そうだね!」
※二人乗りはしてはいけません。
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そしてショッピングモールについて、
サキとお昼ご飯を食べて、
座って話をしていると見覚えのある顔がやってきた。
「果歩ちゃんじゃん!なんでサキと一緒にいるの?」
「真斗あんたこなくていいのに」
とサキがいった。
そういって真斗くんともう一人の子が私たちの隣の席に座った。
「果歩ちゃんほんと綺麗な顔してるね。なあ勇気?」
真斗くんが私に話しかける。
「勇気?」
「俺、勇気(ユウキ)ってゆうの!」
サキと勇気くんは地元の同級生の中では
おもしろいって有名の仲らしい。
あたしも結構ちょけるタイプだから
4人とも会話が弾みとても楽しかった。
~チャララララーン~
お店のドアのベルの音がなった。