ずっと前から好きだから
「あ.......」
夕ご飯の調理を終えて、リビングに行くとちょうど匠が帰ってきたところで、ドアが開く。
「ただいま」
「.......っ、うん」
ちゃんとしようって、誓ったのにやっぱり匠の顔をみれば、シオンさんがチラつくのは何も変わらなくて。
それを打開するためにも、きちんとしないとならないのに匠から顔を逸らしてしまう。
「おい、お前なんなんだよ」
キッチンに戻ろうとしたあたしの腕を掴んでそのままソファーへと連れていかれる。
「.......っ、匠.......近い」
あたしの顔をのぞき込んだあたしと匠の距離はぐっと近づく。
そんな距離に耐えられるわけもなく、顔を逸らそうとするけど、匠の手がそれをさせてくれない。
「気分わりぃーんだよ。そんなふうにされっとよ」
イライラした様子の匠に顎をクイッと持ち上げられる。
「匠.......」
「俺、何かしたか?」
匠の言葉にフルフルと首を振る。
「じゃあなんなんだよ?いえよ、ハッキリ」
匠が怒るのも無理はない。
ずっと、こんな態度でいるわけにもいかない。
夕ご飯の調理を終えて、リビングに行くとちょうど匠が帰ってきたところで、ドアが開く。
「ただいま」
「.......っ、うん」
ちゃんとしようって、誓ったのにやっぱり匠の顔をみれば、シオンさんがチラつくのは何も変わらなくて。
それを打開するためにも、きちんとしないとならないのに匠から顔を逸らしてしまう。
「おい、お前なんなんだよ」
キッチンに戻ろうとしたあたしの腕を掴んでそのままソファーへと連れていかれる。
「.......っ、匠.......近い」
あたしの顔をのぞき込んだあたしと匠の距離はぐっと近づく。
そんな距離に耐えられるわけもなく、顔を逸らそうとするけど、匠の手がそれをさせてくれない。
「気分わりぃーんだよ。そんなふうにされっとよ」
イライラした様子の匠に顎をクイッと持ち上げられる。
「匠.......」
「俺、何かしたか?」
匠の言葉にフルフルと首を振る。
「じゃあなんなんだよ?いえよ、ハッキリ」
匠が怒るのも無理はない。
ずっと、こんな態度でいるわけにもいかない。