ずっと前から好きだから
そんなの分かってるのに、なぜだか心にポッカリ穴が空いた気がしてる。
「あたしは、誰かの一番になりたいのかな」
そんなつもり全然なかった。
でも、いまあたしが好きだと思ってる匠だけじゃなく、柊くんのことだってショックだったんだ。
「柊くん、あたしのこと好きって言ってくれたのに.......」
さっきの柊くんのあたしに対する態度はそんなんじゃなかった。
きっと、何かの間違えで柊くんは「好きだ」と言ってしまったのだろう。
そう考えたら、なんだか悲しくて仕方がなかった。
ふたりして、あたしにキスしといて、あたしのこと好きじゃないとか。
あたしなんなの?
笑えてくるよね。
「あれ.......ここどこだろ.......」
気がつくと、振り向いても甲子園球場が見えなかった。
無心で歩いているうちに、遠くまで歩いていたらしい。
「え、もう!?」
時計をみると、球場をバスが出る時間になろうとしていた。
「やばい、置いてかれちゃう!」
こころちゃんにLINEをしようと、ポケットからスマホを出すと、なぜだか切れてる電源。
「あぁ.......昨日あまりのショックに充電もし忘れたんだった.......」
どこだか分からないことに不安を感じて、とりあえず近くの公園のベンチに腰をかける。
「これからどうしよう.......」
「あたしは、誰かの一番になりたいのかな」
そんなつもり全然なかった。
でも、いまあたしが好きだと思ってる匠だけじゃなく、柊くんのことだってショックだったんだ。
「柊くん、あたしのこと好きって言ってくれたのに.......」
さっきの柊くんのあたしに対する態度はそんなんじゃなかった。
きっと、何かの間違えで柊くんは「好きだ」と言ってしまったのだろう。
そう考えたら、なんだか悲しくて仕方がなかった。
ふたりして、あたしにキスしといて、あたしのこと好きじゃないとか。
あたしなんなの?
笑えてくるよね。
「あれ.......ここどこだろ.......」
気がつくと、振り向いても甲子園球場が見えなかった。
無心で歩いているうちに、遠くまで歩いていたらしい。
「え、もう!?」
時計をみると、球場をバスが出る時間になろうとしていた。
「やばい、置いてかれちゃう!」
こころちゃんにLINEをしようと、ポケットからスマホを出すと、なぜだか切れてる電源。
「あぁ.......昨日あまりのショックに充電もし忘れたんだった.......」
どこだか分からないことに不安を感じて、とりあえず近くの公園のベンチに腰をかける。
「これからどうしよう.......」