ずっと前から好きだから
正直、「告白したけど振られた」と柊から聞いたとき。
絶対に忘れたわけじゃないかと思うから、からかってんなら殴ってやろうかと思った。
でも、柊も柊で、夏実に会いたいのをぐっと堪えて立っているんだって分かっていたから、それはできなかった。
アイツは、ここに来てもなお、柊のことが好きで追いかけてうちの高校に入ったくらいだったから断ったことにびっくりしたけど。
でも、詩音に「なんで断った?」なんて言いながらも内心は嬉しかった。
俺の事を好きになってくれたらいいのにって何度も思ったことだったから。
「匠、ちょっと散歩しよう」
ふと、考え事をしていた俺の手を詩音が握った。
「あぁ」
2人で、外に出る。
「匠ともう一緒に暮らせなくなるね」
「なんだよ、寂しいのかよ」
「そりゃ、寂しいよ?」
「.......っ」
そんな素直になられると、俺の気持ちのコントロールができなくなる。
「バカ、煽んなよ」
マンションの外の壁に詩音を追いやって、キスを落とす。
「.......んっ、たく」
詩音の話す隙なんか与えないほど、何度も何度も詩音の唇に吸い付いた。
絶対に忘れたわけじゃないかと思うから、からかってんなら殴ってやろうかと思った。
でも、柊も柊で、夏実に会いたいのをぐっと堪えて立っているんだって分かっていたから、それはできなかった。
アイツは、ここに来てもなお、柊のことが好きで追いかけてうちの高校に入ったくらいだったから断ったことにびっくりしたけど。
でも、詩音に「なんで断った?」なんて言いながらも内心は嬉しかった。
俺の事を好きになってくれたらいいのにって何度も思ったことだったから。
「匠、ちょっと散歩しよう」
ふと、考え事をしていた俺の手を詩音が握った。
「あぁ」
2人で、外に出る。
「匠ともう一緒に暮らせなくなるね」
「なんだよ、寂しいのかよ」
「そりゃ、寂しいよ?」
「.......っ」
そんな素直になられると、俺の気持ちのコントロールができなくなる。
「バカ、煽んなよ」
マンションの外の壁に詩音を追いやって、キスを落とす。
「.......んっ、たく」
詩音の話す隙なんか与えないほど、何度も何度も詩音の唇に吸い付いた。