ずっと前から好きだから
「あの頃は鍵なんてまだ持たせてもらってなかったからなぁ」
オートロックの解除には家の鍵がに必要で。
いつも部屋番号を押してお母さんに開けてもらってたなとおもいだす。
少し、大人になったあたし。
さできみた柊くんも大人だった。
相変わらず、かっこよくて。
あたしにとっての王子様。
好きになった理由なんて、わからない。
でも、柊くんが好きなんだ。
「よっ、おかえり」
あたしの家は6階。
605の鍵をあけて、中に入ったんだ。
家には誰もいるはずなかった。
なのに、目が大きくクリっとしてて、黒い短髪をすこし無造作ヘアでつくっている男の子がソファーであたしに向かって片手を挙げて笑顔でいる。
「な、な、な、なっ!」
突然の出来事にビックリして、言葉が続かない。
「ん?お前、ななって名前にでも改名したの?」
おかしそうにあたしに近づいてくる。
「そ、そんなわけないでしょ!」
「じゃあ、ななって誰?」
「ばか!そんなこと言いたいんじゃない!なんで、匠がここに!?」
目の前でおかしそうに笑っているのは、もう1人の幼なじみの浅川匠(あさかわたくみ)
オートロックの解除には家の鍵がに必要で。
いつも部屋番号を押してお母さんに開けてもらってたなとおもいだす。
少し、大人になったあたし。
さできみた柊くんも大人だった。
相変わらず、かっこよくて。
あたしにとっての王子様。
好きになった理由なんて、わからない。
でも、柊くんが好きなんだ。
「よっ、おかえり」
あたしの家は6階。
605の鍵をあけて、中に入ったんだ。
家には誰もいるはずなかった。
なのに、目が大きくクリっとしてて、黒い短髪をすこし無造作ヘアでつくっている男の子がソファーであたしに向かって片手を挙げて笑顔でいる。
「な、な、な、なっ!」
突然の出来事にビックリして、言葉が続かない。
「ん?お前、ななって名前にでも改名したの?」
おかしそうにあたしに近づいてくる。
「そ、そんなわけないでしょ!」
「じゃあ、ななって誰?」
「ばか!そんなこと言いたいんじゃない!なんで、匠がここに!?」
目の前でおかしそうに笑っているのは、もう1人の幼なじみの浅川匠(あさかわたくみ)