運命のカウントダウン
第1章
「女、16歳、4月16日生まれ。
1人っ子で、両親と3人暮らし。
現在公立高校に通っている。」
資料らしきノートが1ページ、また1ページとめくられていく。
「どれだ…?」
それは地球を見下ろした。
「あの子ねぇ…。
よし!!
初仕事!!やってやるぜ!!」
そして、それは大きな翼を目一杯広げて地球へと飛び立った。